
HIOKIは25日、信州大学と水素エネルギーの社会実装に向けた包括連携協定を結んだ。同社は2022年に水素事業を立ち上げ、水を水素に分解する水電解装置の内部状態を測定する計測器などを開発してきた。HIOKIの計測の知見と信州大の「アクア・リジェネレーション機構」が強みとする材料研究を結びつけ、研究開発を加速させる。
両者はこれまでも共同研究など個別研究で協力してきたが、協定を結ぶことで組織的かつ持続的な関係に発展させる。人材の交流や育成を活発化させ、新規事業の立ち上げなども見据える。
同日の締結式でHIOKIの久保田訓久取締役は「特定の研究テーマを決めてやるのではなく、幅広く様々なアイデアを出しながら一緒に新しいものを生み出していく」と方針を語った。
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