ロート製薬はキノコの一種である「冬虫夏草」を使ったサプリメントを国内向けに発売する。

ロート製薬は16日、キノコの一種である冬虫夏草を使ったサプリメントを国内向けに発売すると発表した。2026年3月から自社のオンラインサイトや電子商取引(EC)で販売する。同社子会社でシンガポールの中国医薬品(漢方薬)大手、余仁生(ユー・ヤン・サン・インターナショナル)の製品で、現在は東南アジアを中心に販売されている。

商品名は「余仁生 冬虫夏草」。1日1粒を目安に摂取するカプセルタイプで、30粒入り7020円。ストレスや疲労、睡眠不足を感じる人の増加を背景に、日常的な体調管理を支える商品として展開する。

ロート製薬は、24年に三井物産と共同で余仁生を880億円で買収しており、今回のサプリメントを日本市場における余仁生ブランドの本格展開の第1弾としている。生薬や機能性表示成分を用いた高付加価値製品を販売拡大することで、31年3月期に内服・食品事業の売上高680億円(25年3月期は391億円)を目指す。

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