3号機の格納容器の内部調査に使うドローン(10月)

東京電力ホールディングス(HD)は16日、福島第1原子力発電所3号機で予定している小型ドローンを使った原子炉格納容器の内部調査について、開始時期を2026年に延期すると明らかにした。当初は25年12月に始めるとしていた。容器の開口部からドローンを載せた装置を入れることができず、作業に遅れが生じた。

カメラを付け替えて開口部につながる配管の内部を確認し、装置が入らない原因を調べる。東電は37年度以降に3号機でデブリ(溶融燃料)の大規模取り出しに着手する方針で、内部調査で得た情報を取り出し作業に生かす。

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