富士通は16日、データ分析を手掛けるブレインパッドへのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。スクイーズアウト(強制買い取り)の手続きなどを経て、完全子会社化する。取得総額は約565億円の想定だ。TOB価格は1株あたり2706円で10月31日〜12月15日に実施した。

ブレインパッドは2004年創業で、東京証券取引所プライム市場に上場する。25年6月期の連結売上高は117億円だった。富士通はブレインパッドが持つデータ分析の知見を生かし、注力するデジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業を強化する。

【関連記事】

  • ・富士通、データ分析のブレインパッドにTOB 取得額は565億円想定
  • ・富士通、本業の現金創出力2倍の4000億円へ DX伸ばし数年後
  • ・富士通、DX支援売り上げIT全体の50%に 採算性に改善余地
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。