日銀が17日発表した7~9月期の資金循環統計(速報)によると、9月末時点で個人(家計部門)が保有する金融資産の残高は、前年同月末比4.9%増の2286兆円だった。プラスは11四半期連続。株高に加え、外貨建て資産の価値が円安で膨らんだことから、今年6月末時点の2240兆円を上回り、2四半期連続で過去最高を更新した。

個人金融資産の内訳は、株式等が前年9月末比19.3%増の317兆円。投資信託は、新しい少額投資非課税制度(NISA)への資金流入が続いているため、21.1%増の153兆円と大幅に伸びた。保険は外貨建て商品の評価額が膨らみ、2.0%増の416兆円。現金・預金は0.5%増の1122兆円だった。

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