倉敷美観地区の視察では新郎新婦と話す機会も設けた

結婚式プロデュースを手掛けるサムシングフォー(岡山県倉敷市)が海外向けの結婚式需要の開拓に動いている。6〜7日に倉敷市内で香港の旅行会社EGLツアーズによる視察を受け入れた。海外客に歴史的景観の残る同市で結婚式を開いてもらうことで滞在型観光を生み出し、地域活性化につなげる。

視察団は6日、倉敷美観地区でサムシングフォーの式場や新郎新婦が川を舟で移動する催しを見学した。7日は倉敷市沖の無人島に行き、島内の宿泊施設での挙式などについて話し合った。

サムシングフォーは香港向けに挙式や写真撮影を目的にした「ウエディングツーリズム」の商品化を検討する。香港からのルートづくりや地域経済との連携強化も進めていく。

アジアを中心に日本での挙式や前撮りの需要は高まるが、京都などの主要観光地では景観保護や混雑対策による撮影規制が強まっているとみる。岸本裕子代表は「日本の行ったことがない場所で結婚式をしたいとの需要が高まっている。地方にも可能性が広がっている」と話す。

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