HIOKIは17日、自社の製品を購入した顧客を対象にした下取りサービスを2026年1月1日から始めると発表した。製品1台あたり1000円で引き取り、新商品の購入金額から差し引く。電力計測器や電池向けの測定機器など約50品目を対象にする。回収した製品は分解、分別して可能な範囲でリサイクルしていく。
顧客が国内で使用した製品を対象に回収する。現状では分別した素材を新たに製品に活用することは想定していない。樹脂を社内で使うコンテナなどにアップサイクルすることなどは検討するという。製品供給側として適切な分別を進めることでサーキュラーエコノミー(循環型経済)推進を目指す。
同社は4月にサーキュラーエコノミーに関する目標を設定した。2030年にプラスチックを使用している製品の50%を再生プラスチックを使った製品にすることを目指す。8月には主力製品である電流計測器の一部で、再生材を最大20%混合したプラスチック成型品を使った製品の製造を始めた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。