
包丁メーカーの藤次郎(新潟県燕市)は、東京都中央区の築地に同社として4店舗目となる直営店をオープンした。東京の直営店は浅草に次いで2店舗目となる。訪日外国人が多く訪れている都心部で、日本の包丁や燕三条地域の魅力を発信する。
12月中旬に開いた「藤次郎ナイフギャラリー築地店」は、東京メトロ日比谷線の築地駅から徒歩約7分の場所にある。店舗面積は約16.5平方メートルで、出店費用は約2000万円。
家庭向けから料理人向けの包丁、海外で人気の商品など200種類以上の自社製品をそろえた。店の内装にもこだわり、「一枚のステンレスから生まれた空間」というコンセプトのもと、包丁づくりの世界観が体感できるように仕上げたという。
同社は2024年に大阪市内で直営店を開くなど、自前の販路を強化している。築地の店舗に関して同社は「食・観光・歴史が交わる築地は日本の包丁の魅力や食文化を国内外へ伝えるうえで、最適な環境であると確信している」とし、さらなる知名度向上や販売促進につなげる構えだ。
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