ブルボン、不二製油は18日、往路と復路でそれぞれの荷物を運ぶ「ラウンド輸送」を始めたと発表した。ブルボンが新潟から関西へ製品輸送に使った冷蔵コンテナを今度は不二製油が関西から新潟へ製品輸送に使う。コンテナの積載率を高め、空回送を減らす。トラック運転手の負担軽減や二酸化炭素(CO2)排出削減にもつなげる。

新潟―関西間の鉄道輸送はJR貨物が担い、鉄道のターミナル駅からブルボンや不二製油の拠点を結ぶトラック輸送は、新潟から関西方面へは中越通運(新潟市)、関西から新潟方面ではセンコーが担当する。

不二製油はこれまで同区間の輸送はトラックが中心だった。鉄道輸送を取り入れたラウンド輸送でCO2の排出量は7割ほど削減できる見込みだ。

当面は週に1回のペースで実施する。運用しながら課題や改善点を探り、順次拡大を検討していく。

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