
シンガポールに本社を置くちとせバイオエボリューションは18日、三菱化工機や浜松ホトニクスなど9社とバイオ産業の生産効率化を目指すプロジェクトを発足したと発表した。菌類や藻類、培養細胞などを産業利用向けに効率よく育てるため、各社の人工知能(AI)や計測・制御技術を連携させて共通基盤をつくる。
プロジェクト名は「メトリクスMATSURI」。同プロジェクトにはアズビル、三ツワフロンテック(大阪市)、堀場製作所、三菱ケミカルエンジニアリング(東京・中央)、湯本電機(大阪市)、浜松ホトニクス、バイオット(東京・新宿)、エイブル(同)、三菱化工機が参画する。
バイオ産業は、食品や医薬品、化成品など様々な産業を支えているが、熟練者の経験や勘に頼った生産が主流で再現性に課題があった。菌類や藻類、培養細胞などの生産状態をモニタリングし、そのデータをAIで解析することで、安定的な生産につなげる。
【関連記事】
- ・ちとせバイオ、73億円調達 藻類バイオマスの生産拡大
- ・ちとせバイオエボリューション・藤田朋宏CEO 千年先へ歩みは手堅く
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。