イーロン・マスク氏が率いるAIの開発企業「xAI」などは25日、アップルとオープンAIを日本の独占禁止法にあたる反トラスト法違反で、南部テキサス州にある連邦地方裁判所に提訴しました。

訴状によりますと、オープンAIの生成AI「ChatGPT」がアップルの「iPhone」に組み込まれたことで、利用者がxAIの生成AI「グロック」などほかの開発者の製品を選択する余地がなくなり、競争が妨げられていると主張しています。

そのうえで、xAIなどが受ける損害は数十億ドルにのぼるとして、賠償などを求めています。

マスク氏は、2015年のオープンAIの設立に携わっていたものの、その後、会社を離れ、おととし、xAIを設立し、オープンAIのサム・アルトマンCEOとの間で対立関係が続いてきました。

今回の提訴について、オープンAIの広報担当者は、「マスク氏による継続的な嫌がらせ行為だ」とコメントしています。

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