
東京都は19日、東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で走者を先導するホンダの国産電動二輪(EVバイク)の白バイを公開した。これまでは海外製のEV白バイを採用していて、国産モデルの採用は初めて。走行音が静かで排ガスが出ないので走者に優しい。脱炭素の実現にもつなげる。
2026年1月2〜3日に開催される箱根駅伝の1区と最終10区で走行する。ホンダが警視庁に4台を貸与する。ガソリンタンクがなくなり、見た目がスリムになっている。航続距離は約140キロメートル。箱根駅伝以降、業務で使うかは未定。
東京都はカーボンニュートラルを実現するため、都内で新車販売される二輪車を35年までに100%非ガソリン化することを目標に掲げる。小池百合子知事は公開セレモニーで「気候変動の影響があらわれていて、脱炭素に一刻の猶予もない」と述べた。箱根駅伝を通じてEVバイクの認知度向上を図る考えだ。
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