創業80周年の記念式典で挨拶するフタバ食品の斎藤社長(19日、宇都宮市)

冷菓メーカーのフタバ食品(宇都宮市)は19日、創業80周年の記念式典を同市内で開いた。栃木県鹿沼市で約168億円を投じて2026年6月に新工場を着工する予定で、100年企業を見据えて成長加速を目指す。

28年に新工場の操業を始める。同社の主力製品である氷菓「サクレ」やアイスクリーム、中華まんなどを製造する。受注に生産が追い付かない状況のため、能力を高める。サクレの生産能力は既存の工場と併せて現状の1.8倍に伸ばす。

新工場は自動化で業務効率を向上させる「スマートファクトリー」となる。人手不足を背景に、手動の工程を出来る限り減らし、製品の均一化や作業の効率化を図る。

同日の式典で挨拶した斎藤貞大社長は、創業以来「地域に根差した企業として成長してきた」と振り返った。新工場は「創業100年に向けた挑戦」で、環境に配慮した商品や働きやすい職場づくりを進めると強調した。

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