立飛HDが2027年春の改装オープンを計画する旧パレスホテル立川(東京都立川市)

東京・立川で不動産事業を展開する立飛ホールディングス(HD)は19日、2023年末で営業を終了した旧パレスホテル立川をリニューアルし、27年春に再オープンすると発表した。当初はマンション開発が計画されていたが、立飛HDが土地・建物を買い取りホテルとして営業を再開する。

子会社の立飛ホスピタリティマネジメント(東京都立川市)が「ザ・ネクストホテル」の名称で開業する。地下2階・地上12階建てで、延べ床面積は約2万5800平方メートル。211の客室のほか、最大1500人を収容する多摩エリア最大級の宴会場など計7室の広間を整備し、企業イベントや地域の集会などの利用を見込む。

パレスホテル立川はJR立川駅北口の再開発地区「ファーレ立川」内に1994年開業。地元の主要ホテルとして幅広く利用されていたが、建物・施設の老朽化に新型コロナウイルス禍が直撃して23年12月に営業を終了していた。

三菱地所系企業が土地・建物を購入しマンション建設を計画していたが、立川の地域活性化に主導的な役割を担う立飛が取得。工事費の上昇が続くなか、慎重な検討を重ねた結果、内部の改装による開業を決めた。

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