自転車販売のあさひは22日、2026年2月期の税引き利益が前期比26%減の26億円になりそうだと発表した。従来予想は3%増の36億円だったが10億円下振れし、一転して最終減益となる。あさひは25年9月以降、物価高に伴って消費者の節約志向が高まり、自転車の買い替え需要が低迷していると説明する。

売上高も1%減の810億円と従来予想から48億円下方修正する。一般車や子供用自転車の買い控えが特に地方で深刻で、売り上げは当初計画から10%程度落ち込む。単価の高い電動アシスト車の販売増や自転車の部品交換ニーズは見込めるものの、人件費の増加もあり営業利益は23%減の42億円に13億円下振れする。

同日発表した25年3〜11月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比22%減の29億円だった。売上高は1%減の641億円、営業利益は23%減の43億円だった。客単価は前年同期を上回って推移したものの、客数の減少などが響いた。

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