
東京バス(東京・北)が沖縄県内で運行する路線バスで23日、「特定技能1号」の在留資格を持つフィリピン人運転士が乗務を開始した。同資格の外国人が路線バスを運転するのは全国初とみられる。
フィリピン南部ミンダナオ島ダバオ市出身のザイアン・ルアレスさんが午後1時45分に那覇空港(那覇市)を出発し市内中心部を経由して北谷町の北谷ゲートウェイ(美浜アメリカンビレッジ)に向かうバスに乗務した。出発前「緊張しています」と笑顔で語った。
東京バスは20年に沖縄の路線バスに参入した。運転士不足への対応として9人をフィリピンで採用し、25年7月に来日した。外国免許の切り替え、大型二種免許の取得、「特定技能1号」資格への切り替えを支援し、社内研修を重ねてきた。
東京バス沖縄営業所運行管理部の仲村渠武部長は「真面目に取り組んでくれている。長く働いてほしい」と語った。
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