
さいたま市は22日、盆栽ビジネスコンテストの最終審査を行った。大宮盆栽村(同市)の開村100周年を機に、盆栽の技術や文化を継承するためのビジネスプランを募集した。全国から134件のプランが集まり、ファイナリスト8者が最終プレゼンを行った。生成AI(人工知能)を活用した盆栽管理アプリが最優秀賞に選ばれた。
最優秀賞(賞金100万円)を受賞したのは、東京大学大学院の学生らで構成する「JinShari」(ジン・シャリ)。独自のデータベースを作り、盆栽の生育管理や剪定(せんてい)作業の相談ができるAIアプリを開発する。海外の盆栽愛好家が安心して盆栽を育てられる環境を整え、輸出の増加や認知度向上につなげるという。
優秀賞(同50万円)には福島大学の石井秀樹准教授が考案した盆栽園併設型レジデンス、特別賞(同30万円)には二つ巴(東京・港)のXR(クロスリアリティー)を活用した盆栽の体験コンテンツが選ばれた。
さいたま市は今後、事業化に向けた伴走支援を実施する予定だ。
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