パナソニックは23日、電卓や腕時計など向けの太陽電池を製造・販売する子会社のパナソニックソーラーアモルトン(PSAM、福島県喜多方市)を企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)に売却すると発表した。売却額は非公表。2025年度中にJWPが運営するファンドが設立した会社に全株式を譲渡する。

PSAMは太陽光で動く電卓や腕時計に搭載する「アモルファスシリコン電池」を製造・販売している。決算公告によると25年3月期は8200万円の最終赤字だった。パナソニックは21年度にマレーシアや島根県の工場でのシリコン型太陽電池の生産から撤退しており、PSAMも企業再生ファンドの傘下に移って成長を目指す。

【関連記事】

  • ・パナソニックHD、廃棄時「完全自動解体」の家電 28年度までに発売
  • ・パナソニックオートモーティブ、社名を「モビテラ」に 27年4月
  • ・パナソニックHD、鳴り物入りのAIサービス難航 新規事業育成に課題

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。