ゲンキGDCはハマチ・カンパチの養殖事業に乗り出す

すしチェーン「魚べい」などを展開するGenki Global Dining Concepts(ゲンキGDC)はハマチ・カンパチの養殖事業に乗り出す。香川県直島町の養殖業者と連携する。気候変動や漁業の担い手不足で国内の漁獲量が減少しており、ゲンキGDCはサーモンやイクラ、マダイの養殖も始めている。

今回連携するのは直島町の三栄水産と大塚水産。同町に設置した45のいけすで年間約900トン(約18万匹)のハマチ・カンパチを共同生産し、2026年冬ごろから本格的に店頭で売り出す。これに先駆け25日から6日間限定で、養殖ハマチを「直島寒ぶり」として魚べい全店で販売する。

ゲンキGDCはこれまで、商品の仕入れを大手商社を中心とした協力会社に頼ってきた。「世界的なすし人気もあって海外勢に買い負けることもあり、現在の調達方法だけではチェーンを維持できない」(藤尾益造社長)として、25年に入り相次ぎ養殖業者との連携を進めている。

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