バイオ新興のサイフューズは24日、クラレと資本業務提携すると発表した。サイフューズが新規に発行する株式を2億円で取得する。株式保有比率は3.5%になる。クラレの細胞培養技術を、再生医療製品の製造に活用する。

サイフューズは細胞を材料にして立体的な構造物をつくる「バイオ3Dプリンティング技術」に強みを持ち、再生医療製品などの開発に取り組む。細胞を効率よく低コストで増やす技術が重要になり、クラレの「マイクロキャリア」と呼ばれる材料を活用できるか検証する。

マイクロキャリアは小さな粒状の材料で、培養槽に入れると細胞が付着して増えやすくなる。両社は培養に使う材料の共同開発も目指す。

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