居酒屋チェーン「アカマル屋」などを運営するSANKO MARKETING FOODS(サンコーマーケティングフーズ)は25日、大田市場(東京・大田)の青果仲卸、大治(同)と水産物・青果の調達や販路拡大で業務提携したと発表した。飲食店や小売店への販売を広げ、水産事業の収益力を高める。
大治は大田市場に拠点をおく青果の仲卸で1967年に設立した。自社物流網をもち、首都圏を中心に飲食店やスーパーなど1000店舗以上に配送している。
SANKOは2022年に豊洲市場(東京・江東)で水産物卸売業を担う綜合食品(同)を買収しており、水産分野の調達や販売網をもつ。大治が取引する販売先への水産物の販売や、共同配送を通じて輸送費のコスト削減につなげる。
SANKOは水産分野に力を入れている。水産の6次産業化に取り組むことで居酒屋での飲食事業の原価率の低減にも寄与する。26年6月期の水産事業の売上高は前期比13%増の62億円を見込む。
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