合併認可書を手にする八十二銀行の松下頭取㊥と長野銀行の西沢頭取㊧

八十二銀行と長野銀行は25日、関東財務局から両行の合併認可書を受け取った。2026年1月1日付で新たに「八十二長野銀行」が発足する。両行の頭取は「地方銀行ではあるが、日本で一番成功した合併にしたい」(八十二銀の松下正樹頭取)など、新銀行への意気込みを述べた。

25日は同局の後藤健二局長から認可書を受け取った。後藤氏は「合併により様々な地域課題の解決に一層貢献してもらえるよう期待する」と述べた。これに対し、長野銀の西沢仁志頭取は「どんな世の中になっても地域の皆さまを支える力強く、親しみのある銀行でありたい」と抱負を話した。

合併では八十二銀を存続会社とし、長野銀を吸収合併する。併せてシステム移行などのため、両行の店頭窓口が利用できるのは30日までとなる。ATMなどのサービスは長野銀が31日から、八十二銀は26年1月1日からいずれも4日まで休止し、5日が営業開始となる。松下氏は「合併に際し年末年始にお客様にご迷惑をかけるが、合併後は地域に役立つ銀行を目指す」と語った。

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