電子部品を製造するヒロセ電機は25日、最大150億円の自社株買いを実施すると発表した。自己株式を除いた発行済み株式総数の3.03%にあたる100万株を上限に、市場で買い付ける。取得期間は2026年1月5日から7月31日までとなる。
株主還元の充実や資本効率の向上を図るほか、「機動的な資本政策の一つ」として実施するという。同社は8月にも、最大150億円の自社株買いをすると公表していた。26年3月期から29年3月期の4年間で600億円を上限とする自社株買いをすると示しており、今回の自社株買いもその一環だという。
ヒロセ電機の足元の株価は伸び悩む。25日の終値は1万7320円と、11月4日につけた年初来高値からは2割超安い水準だ。
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