長野県は26日、2024年産の農畜産物の輸出額(県推計値)が前年比4%増の25億円だったと発表した。13年の調査開始以来で最高額となった。輸出先としてはタイやシンガポールへの輸出額が大きく増えた。輸出額の約半分を占めるブドウを中心にフルーツの販売拡大が進んだ。
輸出額25億円のうち、ブドウが約半分の13億円を占める。需要の高いシンガポール向けの輸出が伸びており、輸出額は前年から4%増えた。輸出先の国や地域は、台湾の12億円が最も多く、香港の7億8200万円が続く。
タイ向けの輸出は3200万円と前年の1300万円の2.5倍になり、シンガポール向けは1億500万円と前年の7000万円から50%増えた。県は24年にもともとシンガポールで人気があったブドウの販売拡大に向け、現地の日系量販店などでフェアを開いた。
品目別で最も伸び率が高かったのはモモで、前年に比べて56%増の1億5800万円となった。
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