BIPROGYは、米VMウェアの仮想ソフト製品を基盤とするオンプレミス（自社保有）のシステムを利用している企業向けに、クラウド基盤への移行を支援するサービスを支援するサービスの提供を始めたと発表した。移行から運用までを一貫して支援する。

新サービス「クラウド移行パック」を、子会社のユニアデックスと共同で提供する。VMウェア製品による仮想サーバー10〜50台規模のオンプレミスのシステムを対象に、米アマゾン・ウェブ・サービス（AWS）や米マイクロソフトのクラウドへの移行を支援する。

システムの調査・分析（アセスメント）からクラウド基盤の構築、移行作業、運用監視、専用回線の提供までを一貫して行う。利用企業は最短約3カ月でクラウド運用を開始できるという。

2023年に米ブロードコムがVMウェアを買収したことをきっかけに、オンプレミスのVMウェア製品のライセンス体系や価格が大きく変化した。これにより、VMウェア製品からクラウドへの移行を検討する企業が急増している。

一方で、システムを管理する現場からは、クラウド移行に関するノウハウや人員の不足、既存業務への影響、移行後の運用体制やセキュリティーの確保への懸念、移行に必要なコスト予測の難しさといった不安や課題の声が上がっているという。

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