銚子港の水揚げ量は3年ぶりに全国1位になった

北海道釧路市は26日、2025年の釧路港での水揚げ量(速報値)が前年実績比26%減の12万8768トンとなったと発表した。23、24年は全国1位だったが、25年は銚子港に抜かれ2位に後退した。釧路港はイワシの水揚げが4万トン超減った一方、銚子港は豊漁で首位を明け渡した。

釧路港では近年不漁が続いたサンマの漁獲量が1939トンで、前年比9倍となった。ただ豊漁だった08年は3万トン超で、水揚げの不振は続いている。

水揚げの8割はイワシのまき網漁だ。イワシの水揚げは10万5000トンで7年連続で10万トンを超えたものの、前年比で29%減った。6〜7月ごろに関東、東北海域からイワシの北上が見られず、近年の豊漁ぶりは影を潜めた。

銚子市によると、銚子港の水揚げ量は24日時点で22万3902トンとなった。釧路港で落ち込んだマイワシの水揚げが19万トンを超え、3年ぶりに全国1位になった。

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