
パナソニックホールディングス(HD)は、1万人の人員削減と低収益事業の整理を両輪とした構造改革に取り組んでいます。黒字で経営体力に余力のあるうちに、ソニーグループや日立製作所に比べて見劣りする収益力の回復を目指します。一連の構造改革や社長の覚悟などを振り返ります。
1万人削減、主要子会社トップも刷新

- ・パナソニックHD、1万人削減 構造改革費用1300億円
- ・パナソニックHD、主要子会社のトップ刷新 樋口氏や品田氏が退任
- ・パナソニックHD、国内社員の半数が50代以上 人員削減でメス
楠見社長の危機感と覚悟「退任も考えた」

- ・パナソニックHD楠見CEO「退任も考えた」 届かぬ日立ソニーの背
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物流拠点を集約、住宅設備子会社も売却

- ・パナソニックHD、関西の物流9拠点を集約 構造改革へ関東も検討
- ・パナソニックHD、住宅設備子会社をYKKに売却 構造改革を加速
- ・パナソニックHDが野球部を休部 2026年度、構造改革の一環
- ・パナソニック「エアコン販売網、何としてでも守る」 中国勢に危機感
AI、データセンター…改革後にどう稼ぐ
2026年1月に開かれる米ラスベガスのテック見本市「CES」。展示内容の大半を占めるのは、データセンター向け蓄電システムなどBtoB(企業間取引)分野の製品やサービスです。将来の成長へどう種まきし、どう稼ぐのか。改革の行方が注目されます。

- ・パナソニックHD、鳴り物入りのAIサービス難航 新規事業育成に課題
- ・パナソニックHD、構造改革後の稼ぐ姿なお見えず 住設子会社売却
- ・パナソニックHD幹部、国内工場生き残り「循環経済で潮目が変わる」
- ・パナソニックHD、CES展示はBtoBシフト データセンター向け技術など
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