
西武鉄道は10日から東京都と埼玉県を結ぶ自社路線で、滋賀県の食材を豊富に盛り込んだ特別メニューを提供するグルメ観光列車の運行を始める。食堂車両が主体の列車で、3月まで土日祝の多くで走らせる計画。西武グループと滋賀県が包括的連携協定を締結してから1周年を記念したイベントで、並行して池袋駅と西武新宿駅の2駅で滋賀の物産会も開く。
西武鉄道が2016年から走らせている席数限定の観光列車「52席の至福」を活用する。1〜3月のメニューは滋賀県出身のフランス料理シェフが監修する。埼玉県と東京都内を結ぶ2時間半〜3時間のコースで、料金はブランチが1人1万5000円、ディナーが1万8000円。ウェブサイトでの予約が基本となる。
物産会はグルメ観光電車の一部が発着する池袋駅地下(改札外)で1月17日から2日間、西武新宿駅構内(改札内)では2月7日から2日間と3月7日から2日間の計6回開く。滋賀県の「赤こんにゃく」など特産品を販売し、観光地を紹介する。

1月18日の池袋駅での物産展では、西武ホールディングス(HD)の西山隆一郎社長と滋賀県の三日月大造知事らが店頭に立ってトップセールスを展開する予定。西武鉄道の全額出資子会社で滋賀県東部を走る近江鉄道(滋賀県彦根市)の藤井高明社長も参加する。
1月10日〜5月6日は西武鉄道と近江鉄道の主要駅、滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」(東京・日本橋)などを対象に景品付きのスタンプラリーも実施する。

滋賀県は24年8月に西武HDと包括的連携協定を結び、グループの近江鉄道を軸に県内のまちづくりで協力してきた。近江鉄道の鉄道事業は沿線人口の減少で業績が悪化しており、同年4月に「上下分離方式」を導入して再建の途上にある。
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