
空気圧機器最大手のSMCは8日、岩手県遠野市で整備していた「遠野サプライヤーパーク」の開所式を開いた。自社の遠野工場の隣接地に、首都圏などにある取引先のうち約20社を誘致した。サプライチェーン(供給網)全体で事業継続計画(BCP)を強化するための拠点とする。
高田芳樹社長は「サプライヤーパークという施設は世界でもここだけだと思う」とあいさつ。施設に関心を持つ顧客企業の視察が「地域活性化にもつながる」と述べた。入居企業の雇用は最終的に500人程度になるという。
SMCはサプライヤーパーク整備に約400億円を投じた。17万8000平方メートルの土地に共用棟と2棟の工場棟などを建てた。延べ床面積は7万9000平方メートル。共用棟には宿泊施設や「安全道場」も備えている。
同社はBCPの方針として「災害発生後、2週間以内に90%の製品供給体制にする」ことを掲げる。サプライヤーパークは「世界にたくさんあるリスクに備える」(高田社長)意義がある。
同社の主な顧客は半導体・自動車・電機・工作機械で、この4業種が売上高の過半を占める。岩手県では釜石工場(釜石市)と遠野工場で様々な機械部品を製造している。

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