リコーは8日、オフィス向けAV機器の販売を手掛ける米プレゼンテーション・プロダクツ・インク(PPI)を2025年12月末に買収したと発表した。買収額は非公表。都市部の企業や教育機関などへの販路を持つPPIを通じて会議室システム事業の拡大につなげる。

PPIは1994年の設立で、ディスプレーなどのAV機器の販売を手がける。企業や教育機関など向けの販売が強みだ。単純な機器の「モノ売り」にとどまらず、ビデオ会議システムと組み合わせるなど、顧客の要望に応じた柔軟な空間設計が特徴だ。

リコーはグローバル企業向けに、世界拠点をつなぐリモート会議に対応した会議室システムの販売に力を入れている。米国ではリコーの米国法人傘下の米セネロがAV機器の販売を手がけており、都市部に強いPPIを取り込んで成長につなげる。

リコーはAV機器の販売を手がける企業を相次ぎ傘下に収めている。23年にはチリとペルーに拠点を置くビデオコープ、25年にはブラジル企業Go2neXt(ゴーツーネクスト)を買収した。

25年11月にはビデオ会議向け機器を手がけるノルウェーのNeat(ニート)と協業契約を結んだと公表していた。主力の事務機器市場がペーパーレス化で縮小が見込まれるなか、オフィス分野で培った知見を生かして会議室システムなどの提案型のサービスを伸ばす。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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