千葉県鴨川市

 開発の許可条件に違反する森林伐採が発覚した千葉県鴨川市のメガソーラー(大規模太陽光発電所)計画について、発電された電気を固定価格で買い取る国の制度(FIT)の認定が失効していたことが判明した。資源エネルギー庁が9日、明らかにした。

 事業を手がける「AS鴨川ソーラーパワー合同会社」(鴨川市花房)は高値で電気を買い取ってもらえる権利を失うことになる。熊谷俊人知事は、AS社が計画を継続する意思があるか確認するよう担当課に指示した。

 エネ庁によると、AS社は2014年に1キロワット時当たり36円で電力会社が電力を買い取るFITの認定を受けた。9日にAS社が認定継続の条件を満たしていないことが分かり、エネ庁は23年3月31日時点で認定が失効していたと判断した。

 AS社は鴨川市の山林を開発し、47万枚の太陽光パネル(出力10万キロワット)を設置する計画を立てている。県は19年、森林法に基づき開発を許可し、AS社は昨年5月に工事を始めた。しかし、10月に許可区域外の森林伐採が発覚し、県の行政指導を受けて、建設工事が中断している。【中村聡也】

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