JR東海の東海道新幹線(名古屋市)

JR各社の労働組合で構成するJR連合は14日、2026年春季労使交渉で基本給を一律に上げるベースアップ(ベア)の統一要求を月1万2000円以上とする方針を発表した。月1万2000円以上は前年要求と同水準。ベア率は平均4%で、定期昇給(定昇)を含む全体の賃上げ率は6%以上を目指す。

28日の中央委員会で正式に決める。ベアと定昇を合わせた額は1万8000円以上とする。

連合が11月の中央委員会で決めた大手で5%以上、中小で6%以上とした賃上げ目標を上回る。定昇制度がない組合では制度設立と併せて、定昇分6000円の確保を求める。

24年は月1万円、25年は1万2000円以上のベアを求めていた。前年に統一要求を満たせなかった組合が13あったことを踏まえ、26年は構成労組の目標達成に向けて要求水準を据え置く。

同日開いた説明会でJR連合の上村良成会長は、JRグループ各社の経営が新型コロナウイルス禍で打撃を受け、離職が相次いだことを説明した。「持続性のために賃上げを目指し、可能な組合にはベア1万2000円からの上乗せを望む」と強調した。

JR連合にはJR7社とグループ会社の計97組合が加盟する。組合員は約8万5000人でJRグループでは最大だ。

私鉄やバスの労組で組織する私鉄総連は、ベアの統一要求を1万5600円とする方針を固めている。ベアと定昇に相当する賃金カーブ維持分(2%)などを合わせた賃上げ率で7.2%相当を目指している。

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