JTBは夕食難民対策としてポップアップレストランを既存ホテル内に出店する(長野県白馬村の対岳館=JTB提供)

JTBは長野県白馬村の八方尾根観光協会と連携し、白馬村への観光客が増えるスキーシーズンに合わせて期間限定でレストランを出店する実証実験を始める。村内ホテルの一角で1〜2週間ごとに料理人が交代する飲食店を開く。宿泊先以外で夕食をとる「泊食分離」形式の滞在が多いインバウンド(訪日外国人)の外食需要に応える。

スキー場に近く宿泊施設も集積する八方地区のホテル「対岳館」で16日から4月4日まで夜間のみ営業する。1万円以上や6000円以上などのコース料理のほか、アラカルトも用意する。参加する料理人の専門分野はフランス料理やイタリア料理など幅広く、周辺の宿や飲食店にはない特徴的なメニューで観光客の食事の選択肢を広げる。

スノーリゾートでは泊食分離スタイルの宿が増える一方、冬季に飲食店不足で「夕食難民」が生まれる課題がある。JTBは季節ごとの観光客数の差が大きい観光地に期間限定の飲食店を出店して課題解決を狙う。白馬の取り組みはその第1弾で、利用客や周辺の宿泊施設などの意見を聞いて運営の改良を進め全国展開を目指す。

JTBは2023年に立ち上げた新規事業で料理人派遣やイベントでの食事プロデュースなどを手がけており、今回のレストランでも新規事業で構築した料理人とのネットワークを活用した。

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