住友林業と共同で手がける分譲住宅の完成イメージ図(住友林業提供)

西日本高速道路(NEXCO西日本)は27日、住宅分譲事業に参入すると発表した。まず大阪府八尾市の自社社宅跡地を活用し、住友林業と共同で延べ床面積95〜104平方メートルの建売住宅17戸を分譲する。分譲時期は未定。社宅の廃止が進むなかで、自社用地を活用した不動産事業を拡大する。

JR志紀駅と近鉄恩智駅から徒歩15〜20分ほどの社宅跡で、住友林業が宅地造成や建築、販売代理を手がける。付近に大型商業施設や小学校があり、JR大和路線や近鉄大阪線の両方が利用でき、天王寺や難波へ40〜50分ほどで出られる。子育て世代の需要が見込める。

NEXCO西は09年から学生向け賃貸マンション事業を手がけている。高速道路会社ではNEXCO中日本が東京都町田市や横浜市で社宅跡地を活用した分譲事業を展開している。

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