
JA新潟かがやき(新潟市)は27日、2025年産米の検査を初めて実施した。新潟市の岩室地区で収穫したわせ品種「ゆきん子舞」と酒米「五百万石」など計31.5トンを検査し、最も品質が良い1等米は7割になった。同JAは今後収穫されるコシヒカリなどについて、高品質を期待した。
検査は同市西蒲区にある倉庫で実施した。農家が出荷した米袋からサンプルを取り、検査員が米粒の状態を確認した。色や形が整っているなど「整粒」の割合が7割以上を1等米、それより低いと2等米、3等米となる。検査の結果、ゆきん子舞と「新潟135号」は全量1等米、五百万石は同2等米となった。

新潟県内では7月は記録的な少雨だったものの、同JA管内では水の確保は問題なかったという。高温対策については追加で肥料を与えることを呼びかけるはがきを管内全生産者約5300人に送ったほか、稲の高温への耐性を活性化させる資材の購入補助などを実施した。

同JAでは9月上旬ごろから、コシヒカリが収穫される見通しだ。経営管理委員会の遠藤一雄副会長は「高温の影響がどの程度出るかは収穫して玄米にしてみないとわからないが、(高品質を)期待したい」と述べた。
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