中部電力の林欣吾社長は御前崎市役所を訪問し浜岡原発での不正事案について陳謝した(15日)

中部電力の林欣吾社長は15日、静岡県の御前崎市役所を訪問し、同市にある浜岡原子力発電所の安全審査で不適切な地震評価があった事案について市長らに陳謝した。「これまで深い支持をいただいていた。今回の事案を極めて重く受け止め、深くおわび申し上げる」と述べた。

中部電力は浜岡原発の地震の想定を過小評価していたと5日に公表した。林社長は「抜本的な見直しと解体的な再構築に取り組む。ゼロからではなくマイナスからのスタートを全力で一歩一歩進める」と語った。不適切な評価の経緯や今後の対応などについても説明した。

御前崎市の下村勝市長は「極めて遺憾だ。透明性と公平性を担保した再発防止策を検討した上で、広く公表してほしい」と話した。「どの程度安全性に影響があるのか可視化されていないのが不安の要因だ。早く分かるようにしてほしい」とも指摘した。

林社長は15日、浜岡原発周辺の菊川市役所などにも訪れ、謝罪した。原子力規制委員会は不正を受け、再稼働に向けた同原発の安全審査を白紙にするとしている。

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