SOMPOホールディングスは、アメリカやイギリスを中心に事業を展開する損害保険会社「アスペン・インシュアランス・ホールディングス」の買収に向けた手続きを始めたと発表しました。
買収額はおよそ35億ドル、日本円にしておよそ5200億円にのぼり、来年の上半期中の買収完了を目指すとしています。
買収する損害保険会社は2002年に設立され、サイバー攻撃や取締役の賠償責任など特殊なリスクを対象にした保険や再保険の事業に強みがあるということです。
人口の減少などで国内の保険市場の縮小が見込まれる中、買収によって海外事業を強化し、手がける保険の領域も拡大するねらいです。
保険業界では、取引先との関係維持などを目的とした政策保有株の売却も進んでいて、売却益などをてこに、海外事業の強化に向けた大型買収に乗り出す動きが相次いでいます。
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