サントリーホールディングス(HD)は21日、広報業務の委託先がランサムウエア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃を受け、個人情報が流出した可能性があると明らかにした。メディア関係者など914人が対象で、記者会見の出席登録などに必要な氏名や所属会社名、連絡先などの情報が漏洩した恐れがある。

サントリーHDによると、広報業務の一部を委託しているジエーピーエス(東京・中央)のシステムが第三者による不正アクセスを受け、同社が5日にサントリーHDに報告した。その後のジエーピーエスによる調査でランサムによる被害を確認した。サントリーHDは9日に個人情報保護委員会に速報を報告した。

情報が流出したとみられる対象者は2025年6〜12月にサントリーHDが実施した会見やイベントに出席したメディア関係者。飲料事業会社のサントリー食品インターナショナル(サントリーBF)やサントリー芸術財団の会見、イベントなどに参加した記者、音楽評論家なども含むという。

サントリーHDは対象者などを特定し、1月21日から対象者へ連絡を始めた。同社によると20日時点で本件による個人情報の漏洩や不正利用は確認されていないとしている。その上で「事態を厳粛に受け止め、委託先も含め、一層のセキュリティー対策の強化に努める」とコメントした。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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