東京電力柏崎刈羽原子力発電所6号機(25年12月)

原子力規制委員会は21日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6号機(新潟県)について、原子炉の起動を承認した。東京電力ホールディングスは原子炉内の制御棒を操作し、再稼働する。2011年に福島第1原発事故を発生させてから、東電の原発が再稼働するのは初めてとなる。

東電は当初は20日の再稼働を目指していた。起動前の試験中に制御棒の操作に関連して本来作動するべき警報が出ない不具合が判明し、延期していた。警報の設定を修正し、正しく動作することを規制委が確認した。

起動後は発電機を動かし、出力を徐々に上げながら設備や性能に問題がないか確認する。これまで営業運転の開始日は2月26日としている。東電は「日程には余裕を持っている。一つ一つ確実に確認していく」(担当者)という。

柏崎刈羽6号機は出力136万キロワットと、これまでに再稼働した原発の発電能力を上回り最も大きい。首都圏に電力を供給しており、再稼働は火力発電所の依存度低下につながる。17年に規制委の安全審査に合格したものの、テロ対策不備などが相次ぎ、一時規制委が事実上の運転禁止命令を出した。25年12月に新潟県など地元自治体の同意手続きが完了した。

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