千代田化工建設は21日、カタールの国営エネルギー会社のカタールエナジーから同国内で開発を計画する液化天然ガス(LNG)事業について初期の設計業務を受注したと発表した。LNGプラントの技術的課題や概略費用などを検討する。
今回設計業務を受注した「ノースフィールド・ウエスト(NFW)」は、世界最大のガス田であるノースフィールド・ガス田で生産された天然ガスを液化した上で輸出する事業だ。LNG生産量は年1600万トンで日本のLNG需要の約4分の1に相当する。
ノースフィールド・ガス田の周辺では「ノースフィールド・イースト」や「ノースフィールド・サウス」といったLNG事業の建設も進んでいる。千代田化工はノースフィールド・イーストの設計・建設業務も手掛けており2027年に完工する予定だ。
同社は2019年3月期に米国LNG事業の工事遅延などで債務超過に陥った。太田光治社長は「1兆円を超えるような大型LNG事業の建設工事については基本的に受注しない」との考えを示している。仮にNFWの建設業務を受注することになれば、建設費高騰リスクを発注者と受注者で分散するなどの条件を契約に盛り込めるかが焦点になる。
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