膜に微生物を生息させて効率良く汚水処理する

積水化学工業は21日、電力消費量を約75%低減できる排水処理技術を確立したと発表した。膜を使って微生物への酸素供給を効率化しエネルギー使用量を抑える。2026年春に発売する予定で、食品メーカーや化学メーカーの工場などが持つ汚水処理設備への導入を想定する。将来は自治体の下水処理場への活用を目指す。

平膜型MABRと呼ばれる排水処理技術で、表面に微生物を生息させた複数の膜をモジュール内に並べる。これまでは処理する汚水の中に浮遊している微生物に向けて大量の酸素を送り込む必要があった。平膜型MABRでは微生物の活動に必要な酸素だけを膜内に送り込むだけで済み、電力使用量を従来法に比べて75%削減できる。

従来法では酸素を必要とする微生物のみで処理していたが、酸素を必要としない微生物も膜状に生息させて汚水を処理することで、汚泥の発生も65%減らせるようになったという。

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