キリンビバレッジの事業方針発表会に出席した井上一弘社長㊧ら(22日、東京都中央区)

キリンビバレッジは22日、免疫機能の維持をうたう独自素材「プラズマ乳酸菌」入り飲料を海外に輸出すると発表した。まずは台湾で春ごろに販売を始め、取り扱い地域を広げる。高収益が見込めるヘルスサイエンス飲料の売上高を2035年12月期までに1000億円(25年12月期は約400億円の見込み)へ伸ばす。

同日開いた26年の事業方針発表会で明らかにした。キリンビバレッジは既に「午後の紅茶」や「生茶」を台湾や香港、韓国などに輸出している。新たにプラズマ乳酸菌飲料の輸出を始め、人口の増加が見込めるアジア地域で事業規模を拡大する。

国内では子ども向けの健康飲料市場を開拓する。25年6月に発売した、プラズマ乳酸菌に鉄分を配合した商品「つよいぞ!ムテキッズ」の販売エリアを3月17日に全国に広げる。これまでは関東や東海のイオンなどに限定していた。

24年に花王から買収した茶系飲料「ヘルシア」ブランドの新商品「うまみ緑茶」(500ミリリットル入りで税抜き203円)も4月に発売する。ロゴを刷新し、味わいは緑茶としての飲みやすさを追求した。日常的に飲む特定保健用食品として提案する。

緑茶は容量や価格重視の傾向が強まるなどコモディティー(汎用)化が進み、価格に合う価値が一層意識されている。へルシアを刷新して競合商品との違いを打ち出し、無糖茶カテゴリーの新たな収益源に育てる。

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