ムーディーズ・ジャパンは22日、ニデックのシニア無担保債務格付けを3段階引き下げ、投機的等級の「Ba3」にしたと発表した。不適切会計の疑いを巡って「財務諸表の信頼性に対する不透明感が継続し、ガバナンスリスクが投資適格等級に相応しない」ことを反映した。格付けの見通しは「ネガティブ」とした。

ニデックの不適切会計疑いを巡っては、第三者委員会が原因や影響を調査している。ムーディーズは「現時点では、調査のスケジュールや範囲についての見通しはほぼ示せていない」と指摘。2025年4〜9月期の半期報告書の監査意見は2度目となる「意見不表明」だったことを受けて、「新たに重要な事象が判明した場合にはさらなる格下げにつながりうる」とした。

ニデックは特別注意銘柄の指定を受けて、1月下旬にも内部管理体制の改善計画を日本取引所グループに提出する予定だ。

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