
新潟の月岡温泉で旅館を経営するホテル泉慶(新潟県新発田市)は男性管理職30人を対象に、生理痛を体験する研修を実施した。疑似体験できる装置を使い、生理中に働くつらさを男性にも理解してもらい休暇を取りやすくするなど、女性が働きやすい職場環境の実現や広がりを目指す。
体験では下腹部に装着した電極を通じて電流を流し、生理によって生じる子宮内膜がはがれる感覚を再現した。実際に電流を流すとうめき声や「痛いっ」と叫んだり、体を折り曲げたりするなどの姿が見られた。体験に先立ち、講師から生理のしくみやそれによって引き起こされる心身の不調などの説明を聞いた。

体験した管理職からは「(生理中は)接客ではなく、中での仕事に変更してもいいのではないか」「休暇だけでなく休憩を設けたり、鎮痛剤を会社で用意したりしたらいい」などの声が上がった。一方でプライバシーも絡むとして「本人に聞いたり、踏み込んだりしてもいいのか」といった悩みも出された。
自身も体験した飯田武志社長は「旅館業界は女性が接客の主役に立つことが多い。体調不良なら休みやすい、安心できる職場を実現し、女性が長く働ける環境を作っていきたい」と述べた。同社は生理休暇の名称を「F休暇」へ変更。月経前症候群(PMS)での体調不良でも取得できるようにした。
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