
南海電気鉄道と堺市は28日、泉北ニュータウンの中核である泉ケ丘駅前を共同で整備すると発表した。南海は地上30階建てのタワーマンションと商業施設を新設し、堺市は歩行者デッキと広場を改修する。
分譲マンションは約370戸で、延べ床面積4万2000平方メートル。2031年度の完成を見込む。商業施設は地上4階建てで、延べ床面積1万1000平方メートル。28年度に先行開業する。

堺市は28年度までに歩行者デッキ、広場を改修し、駅南コンコースとエレベーター・階段でつなぐ。乗降客が近隣の商業施設や近畿大にスムーズに行けるようにするほか、広場で交流しやすくする。面積は計約4000平方メートル。
泉北ニュータウンには都市再生機構(UR)などの公的住宅が多く、老朽化にともない建て替え・集約が進んでいる。それにともない新たに土地が生まれているが、これまで民間の分譲マンション建設は低調だった。

南海が22年にまとめた当初計画にもマンションがなく、商業施設が主体だった。しかし、25年11月に1日平均2300人の外来患者が訪れる近畿大の医学部・病院が開業。周辺が活性化しており、医師・職員を含めて住宅需要も見込めると判断した。
泉ケ丘駅周辺は、ほかにも再生計画が相次ぐ。駅に隣接した北側の約1万平方メートルの敷地では、URが老朽化した賃貸住宅を高層に建て替える方針。URと堺市は駅北に4万3000平方メートルの敷地を確保し、医療・ヘルスケア関連の企業を誘致する。高島屋泉北店は3月にも1億円以上を投じて売り場を改装する。
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