▼標準必須特許(SEP) スマートフォンなど通信分野で、機器や通信会社を問わず同じサービスを提供するのに必要な標準技術に不可欠な特許。端末と基地局を接続する技術や、データを効率的に伝送したり圧縮したりする技術などに関する特許がある。スマート家電やコネクテッドカー(つながる車)にも使われる。

標準技術を普及させるため、開発企業は国際的な標準化団体に公正、合理的、かつ非差別的な条件で他社に特許の利用許諾をすることを約束する。調査会社サイバー創研(東京・港)の推定では、2025年12月時点の高速通信規格「5G」における特許のシェア首位は韓国サムスン電子で8.9%、2位は中国・華為技術(ファーウェイ)の8.2%、3位のNTTドコモが8.1%となっている。

特許権者は差し止めを認めやすい欧州や、高額な損害賠償が期待できる米国などでの訴訟を選択する傾向があり、多くの費用や手間がかかるという課題があった。

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