三菱UFJ銀の大阪ビルにAGC製の太陽光パネルが設置された(29日、大阪市)

三菱UFJ銀行は29日、板ガラスなどの素材についてリユースやリサイクルといった資源循環を進めるためにAGCと協業すると発表した。原料を輸入に依存する素材の国内循環を進めるべく、サプライチェーン(供給網)の整備を狙う。協業の一環として、三菱UFJのビルに中古太陽光パネルを設置して再利用する実証実験を始めた。

同日付で協業に関する覚書を締結した。素材の資源循環に必要となる企業の紹介や情報の共有、資金調達手法の検討などで協業するとしている。板ガラスのほか、半導体製造装置の原料となる「蛍石」などでの協業も進める。

三菱UFJ銀の大阪ビル本館(大阪市)や同行の鶴舞支店(名古屋市)でAGC製の太陽光パネルを設置する実証実験を始めた。大阪ビルではAGCの工場で使用済みの中古パネル7枚を1カ月にわたり設置。その後建築用のガラスとしてリサイクルするまでのコストや二酸化炭素の排出量などを検証する。鶴舞支店では新品のパネル12枚を1年間設置して発電量を評価する。

今回の実証実験で設置した太陽光パネルは建物の窓ガラスの内側から後付けで設置できる特徴がある。AGCは25年から試験的な販売を始めており、26年度に実用化と本格販売を始める計画だ。実用化に向けて今回の実証実験で収集できるデータを活用したい考え。

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