オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)

【シリコンバレー=山田遼太郎】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は29日、米オープンAIが2026年10〜12月の新規株式公開(IPO)に向けた準備を始めたと報じた。上場準備を進める人工知能(AI)開発の競合企業、米アンソロピックに先んじるために計画を前倒ししているという。

報道によると、オープンAIは米銀行とIPOについて非公式に協議し、財務会計や投資家向け広報(IR)などの人材を拡充している。オープンAIの幹部はアンソロピックが先に上場することを懸念しているという。

WSJは従来、オープンAIが早ければ27年にIPOを目指していると伝えていた。26年内となれば時期が早まるが、同紙は「年内の上場実現は難しいだろう」とも論評した。米グーグルとの競争や起業家イーロン・マスク氏との訴訟などを理由に挙げている。

オープンAIは対話型AI「Chat(チャット)GPT」の開発を手がけ、現在の企業価値は5000億ドル。追加増資によって約1000億ドルの資金調達の協議に入っており、企業価値は8300億ドル程度に上昇する可能性が報じられている。

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