
米投資ファンドのベインキャピタルは2日、ヘアケア用品「ツバキ」などを手掛けるファイントゥデイホールディングス(HD、東京・港)を買収すると発表した。欧州ファンドのCVCキャピタル・パートナーズから全株式を取得する。取得額は株式価値で2000億円規模とみられる。
ファイントゥデイは資生堂の日用品部門から分離し、CVCが買収する形で2021年に設立した。ヘアケアの「フィーノ」や男性用美容ブランドの「ウーノ」などを手掛ける。CVC傘下では高価格帯の新ブランド「プラストゥモロー」なども始めた。
ベイン傘下で海外開拓を加速するほか、ベインの他の投資先と連携した国内での拡販も目指す。ベインは日本で「イトーヨーカ堂」のヨークHDやドラッグストアのキリン堂など小売企業にも投資している。
CVCは24年と25年にファイントゥデイの新規株式公開(IPO)を計画していたが、市場環境などを受けて上場方針を転換。複数ファンドとの交渉を経てベインへの売却を決めた。
CVCが21年に資生堂から買収した際の金額は負債込みで1600億円だった。その後、追加で株式を取得した。株式での価値は当初に比べ3倍以上になっているとみられる。
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