京セラは2日、作島史朗取締役執行役員専務(58)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。谷本秀夫社長(65)は取締役として留任した後、6月予定の定時株主総会で特別顧問に退く。社長交代は9年ぶりで、新たな成長に向けた経営陣の刷新としている。
伊奈憲彦取締役執行役員専務(62)は代表権のある副会長となる。山口悟郎会長(70)は新しい体制への円滑な移行を理由に続投するが、1年後をめどに伊奈氏に会長職を譲って退任する意向という。
京セラは2023年3月期に売上高2兆円を達成した一方、25年3月期は半導体部品向けの有機材料事業で大きな減損を出すなど業績が落ち込んでいた。谷本氏は同日の記者会見で「早急に高収益・高成長企業へ回帰するため、経営のかじ取りを次のフェーズへ移すことが必要だと判断した」と語った。
作島氏は、電子部品の研究開発部門の出身。「AIデータセンターなど需要が高まる分野に資源を集中させ、収益力を改善させる」と語った。
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